中絶費用の相場とは?分割の支払いは可能?
中絶手術を検討しているものの、相場がわからない方がいるのではないでしょうか。
中絶手術は妊娠週数が経過するほど、高くなります。場合によっては、自費で支払えず、手術が難しくなる場合もあるでしょう。
本記事では、中絶手術の相場や費用を一括で支払えない場合の対処法を解説します。
さまざまな選択肢の中で、自身が納得できる方法で手術を受けましょう。
中絶費用の相場について
初期中絶手術の場合、10〜20万円が相場です。
一方で、中期中絶手術の場合、30〜50万円が相場になります。
初期中絶手術の場合、妊娠週数が経過するにつれ、費用は上がっていきます。
また、中期中絶手術においても、胎児が大きくなっている状態のため、初期中絶とは異なる方法で施術しなければならず、その分の費用がかかるでしょう。
中絶手術にかかる費用について
中絶手術の費用は手術費用だけでなく、その他にもさまざまなものがあります。
おもに発生する費用として、表をご覧いただき、事前に把握しておきましょう。
費用項目 | 概要 |
---|---|
手術費用 | 妊娠週数によって変動する・週数が増えるにつれ、費用は高くなる。 |
麻酔費用 | 麻酔をかける際に必要な薬剤・医療技術に対する費用。 |
術前診察 +検査費 | 感染症や基礎疾患の有無を確認し、安全に手術をおこなうための診察・検査にかかる費用。 |
術後診察費 | 術後の経過を確認するための診察にかかる費用。 |
術後投薬料 | 痛み止め・子宮収縮剤・抗生物質など、身体の回復に必要となる薬剤を処方するための費用。 |
当日手術加算 | 即日手術に対応している医療機関で発生する費用。 当日に検査・手術を済ませるために発生する。 |
土日祝日加算 | 土日祝日に限り、特別料金として別途発生する費用。 |
リスク加算 | 麻酔・手術をおこなう上で、リスクとなる疾患や既往がある場合に加算される費用。 |
埋葬・供養費 | 胎児の埋葬や供養などをおこなうための費用。 |
中絶費用が一括で支払いできないときはどうする?
中絶費用が一括で支払いできないときは、クレジットカードによる分割払いか、カードローンで現金を借りる方法の2種類があります。
とくに、初期中絶の場合は保険適用にならず、医療費控除も対象外です。
状況に応じて適切な手段を使い分けましょう。
クレジットカードによる分割払い
レディースクリニックや婦人科では、最近クレジットカードによる分割払いに対応している医療機関が増えています。
受診する予定のクリニックがクレジットカードに対応しているか確認の上、必要に応じて利用しましょう。
カードローンで現金を借りる
消費者金融でお金を借りることに抵抗を感じる方は一定数いるかもしれませんが、致し方ないという思いで借りる方はいます。
どうしても中絶費用が捻出できず、支払いに困る場合は利用してください。
友人や家族に現金を借りる
利息などが発生しないため、余分なお金が発生しないメリットがあります。
一方で、どうしても友人や家族にバレたくないという方には向かない方法です。
周りに中絶手術をすることがバレたくない方は、別の方法を選択しましょう。
中絶手術の費用に関するよくある質問
中絶手術の費用に関するよくある質問は以下のとおりです。
- 性犯罪による中絶は公費負担制度の対象と聞きましたが本当ですか?
- 初期中絶手術は保険適用されないのですか?
- 高額療養費制度は使えるのですか?
中絶手術の費用は決して安くありません。
必要に応じて補助制度を活用し、コストを削減しましょう。
性犯罪による中絶は公費負担制度の対象と聞きましたが本当ですか?
対象です。性犯罪や性暴力による望まぬ妊娠は公費負担制度によって費用が援助されます。
高額療養費制度は使えるのですか?
この制度は保険適用される診療が対象です。
そのため、中絶手術は、高額療養費制度の対象外となります。
中絶費用を準備するために相場を知っておこう
中絶費用は、決して安くありません。
全例保険適用外となります。高額療養費制度が使えず、中絶手術を受けることが難しくなるケースがあります。
どうしても難しくなる場合は、クレジットカード払いやカードローンなどを活用しましょう。